1.安全で安心できる家

自然災害でまず頭に浮かぶのが、地震でしょう。記憶に新しいのは阪神、淡路大震災です。しかし関東では、マグニチュード7クラスの地震は、1923年の関東大震災から、無いと思います。4クラスのは、結構あります。そのたびに夜中でも飛び起きタンスを押さえようとする習性がついてしまいました。
地震に対抗する、建物の構造として、①耐震、②制震、③免震という三種類の方法があります。

 

①の耐震は、建物の壁に筋交いなどを沢山入れたり、壁面積をふやして、揺れを少なくしようという工法です。壊れない家を目指しています。工事費は、比較的安価で総工事費の1~2%程度でできます。ほとんどの木造建築に、採用されています。

②の制震は、建物の中に組み込んだ制震装置(制震パネルや、制震ダンパー)地震のエネルギーを少なくする技術で、高層ビルで採用されています。

③の免震は、建物にローラースケートを履かせたようなものです。地震のエネルギーが直接建物に伝わるのを防ぐ技術です。耐震を強くしても家具や電化製品が、倒れたり、ガラスが割れたりしますが、免震は、ありません。壊れない家をこえて、揺れない家を目指します。工事費は、ちょっと高価で総工事費の15%程度です。木造建築、高層ビルにも採用できます。ここ15年ぐらいの新しい技術です。

 

 

次に台風があります。強風と雨に分けて考えましょう。強風は、横からの力ですので、考え方は地震と同じです。マグニチュード7で壊れない家は、風速70mの風でひっくり返ることはありません。
雨は、意外とくせものです。強風を伴う雨ですと、屋根の下から上に向かって雨が走り、雨漏りの原因になります。窓回り、ベランダなども原因になります。ベテランの経験と腕が、ものをいいます。 

 


地震と台風に強い家は、「安全だ」と無意識に思いこんでいる方が多いと思います。
意外に思われることなのですが、家の中で亡くなられる方は、年間三万人以上います。怪我を含めると倍以上の人数になります。
夏は、熱中症。冬は、浴室、トイレなど、部屋の温度差に起因する脳梗塞や心筋梗塞などです。1cmの床の段差に躓いて骨折などもあります。
構造的には、床をバリアーフリーにする。家の中の温度、湿度をバリアーフリーにする事がポイントで、断熱材が重要な役割をします。智慧を振り絞ってより良い提案をします。

 

2.人も家も元気